小沢氏会見詳報(1)「検察官の質問に素直に答えた」(産経新聞)

 民主党の小沢一郎幹事長は23日夜、東京地検特捜部の事情聴取に応じた後、東京・紀尾井町のホテルニューオータニで記者会見した。

  [フォト]小沢幹事長は会見で渋い表情を見せる

 《小沢氏は冒頭、自ら語り始めた》 

 「えー、今、お話ありましたように、2時から6時半ごろまで、(特捜部に)事情の説明を行いました。皆さん、すでにご承知の通り、その内容は、深沢8丁目の土地購入に関係する資金の問題と、それから、政治資金報告書の点について、でございました」

 「えー、原資につきましては、最終的に私が、皆さんのお手元にもペーパーも配られておると思いますけれども、それを、後援会の、その当時あった資金をすべてそれに充ててしまいますと、後援会の運営資金、活動資金がないと、なくなってしまうと、ま、いう状況の下で、私の個人的な資金を提供する、貸し付けするということになったということでございまして、この点についての色々なおたずねがありまして、まあ、私は、何も隠し立てすることではございませんので、私の記憶している限り、また、事実をそのまま包み隠さずにお話を申し上げました」

 「えー、それから、報告書の問題についてでございますけれども、これにつきましても、いわゆる16年の売買が、あー、17年の売買のように報告されておるということを、の、問題について、私にそれを知っておったのか、また、どういうことでそのようなことになったのかというようなおたずねでございました」

 「私は、秘書の、事務所を兼用した居住不動産についての、いわゆる後援会に対しての原資の貸し付けと、それを買うことに決めて原資を貸し付けたということが、私の、事実のすべてでございまして、後の具体的な事務につきましては、当然のことながら、その担当の者が行ったということでございまして、私がその実務的な点についてまで、どういう場合でもそうでありますけども、立ち入って関与したことはありません」

 「特に、この問題につきましては、私自身、今日もすべて検察官の質問に素直にすべて答えましたけれども、そのお金についても、別に隠し立てする必要の全くないお金でございますし、また、その日付を翌年に致したからといって、政治家として何ら困ることもメリットも何もないわけでございまして、そういう意味において、私自身としては、このような経理の仕方をされたということであるならば、それは私自身は、私の立場からは、まったく分からないというふうにお答えをいたしました」

 「そのほか、同じ問題につきまして、色々な角度から質問を頂きましたが、それに対しまして、具体的に私の知っている限りのことを申し述べたところであります」

 「ま、その、お手元に配布しておりますペーパーの、を読んで頂ければ、概略おわかりのこととは思いますけれども、本日の事情の説明は、そのことが大部分のテーマであったということをご報告致します」

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